綴-tuzuri-

雑記から論文、書評やその他諸々気の向くままに綴ります。コラムやエッセイ中心かも。

【エッセイ】chapter 異世界

*曲がるならとことん曲がれ

 

みんなが進むであろう一本道。

時々、そんな道からあらゆる方向へ曲がってゆく人々がいる。

道草くってる人。引き返す人。目的地が全然違う人。

淘汰への期待と好奇心から、周囲からは奇異な目に晒され、一見『変わり者』としてラベリングされる。

そんな環境下にも関わらず、自分の目的地をただひたすらに歩くそいつらを、俺は最高にかっこいいと思っている。

曲がるなら、中途半端に曲がるな。

意思あるところに道は拓ける。

f:id:syusyuboon:20231216093629j:image

 

 

*フルフォーカスで観る景色


f:id:syusyuboon:20231216093644j:image

とある国のロンドンという街は、繁華街というイメージとは掛け離れる程の絶景な緑がたくさんある。

行ったことのない街、行ったことのない場所。

俺達は、なんとなく「こうゆうところ」なんて勝手に思ってる。

田舎のショッピングモールなんてってバカにしてたらえらい目みるぜ?

 

 

*強く

 

生きている限り、終わりは必ずやってくる。

どれだけ生きていた。よりも、どのように生きてきた。でありたい。
f:id:syusyuboon:20231216093655j:image

 

 

*ありがとうの数=自分が愛し愛された数

 

愛なんてくさくって重たくって、こんな言葉、言った途端に半歩引かれるんではないか。なんて思ってやしないかい?

愛はそこらじゅうに散りばめられている。

暖かさやぬくもりに肥えてくると、そんな小さな愛にも気づきにくい。

この猫に言った沢山のありがとうは、俺が愛された数に等しいんだ。

f:id:syusyuboon:20231216093640j:image

 

*想いは紡ぐ
f:id:syusyuboon:20231216093651j:image

東日本大震災の後、宮城県石巻市がまだ復興の序章にいた頃の話し。

津波でなにもなくなってしまった広すぎる更地に、大声で海鮮物を売る現地民が居た。

広大なその更地に似合わないような活気の中、聞けばここには魚屋があったんだって。

小さな椅子に小さなテーブル、小さなおじいちゃんおばあちゃんが満面な笑みで迎えてくれたんだ。

その傍らには小さなお墓が、花と一緒に見守っている。

この一面の更地には、こんな小さなお墓が何百もあったんだ。

「少し風景は変わってしまったけどね、私達は変わらず頑張ってるよ」

東京ではあって当たり前なものは、ここには無い。

けれど【日常】を当たり前に満喫してるヤツらなんかよりも、この人達の方がよっぽど強く、そして美しかった。

 

 

*奇跡の一本松

 

奇跡の一本松って知ってる?

陸前高田市に今でもそびえ立つこの一本松。

7万本もあった松の森が津波で流されてしまった時、この松が一本だけ流されずそこに残ったんだ。

まるで、私達は終わらないって象徴するかのように。
f:id:syusyuboon:20231216093632j:image

 

 

*大事なものは目蓋のうら

 

20代のころは、自分の可能性は無限であると信じ、色んなことをやってきた。

今でもその夢の一つ一つは最中なんだけど、なんかちょっと疲れたなって時に気付いちまった。

事情で片田舎に移住した際に、幼なじみの友人が遥々200キロ離れた先から駆け付けてくれた。

何をするでもなく、ただただバカみたいな話しをしてただけだけど、最高の居心地だった。

目に見え、手の届く大切な人達が俺にとっては一番なんだって、ハートが言っている。

政治とか経済とか、司法とか行政とか、世界平和とか戦争撲滅とか、問題は考えるだけあるけど、そんなものは二の次でもいいんだ。

そいつにさ、こんな所に来てもなにもないぜ?って笑いながら言ったんだけど、「お前が居ればそれでいいんじゃない?」だってさ。

GLEAT!!
f:id:syusyuboon:20231216093636j:image

 

*心は繋がる

言葉が通じなくたって、笑顔で人は喜びを感じることができる。

金持ちだとか貧乏だとか、男だとか女だとか、考えるのめんどくせぇ時はとりあえず笑っとこうぜ。

象だって笑ってる。


f:id:syusyuboon:20231216093625j:image

 

*音は楽しく
f:id:syusyuboon:20231216093648j:image

人類は数々の奇跡とも言えるようなものを産みだしてきた。

音楽だってその一つさ。

普段の日常に、音楽といったテイストを少し加えるだけでハッピーな気持ちになる。

このハッピーな気持ちが俺にはとても大切なんだ。

楽器がなければ声という楽器を使って歌を歌えばいい。

拍手という音だって、人はハッピーになれるじゃないか。